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はじめてのがいこくのほん

こんにちは!

 

2F TOWER BOOKSスタッフが毎回1つのテーマ(お題)に沿っておすすめの1冊をリレー形式で紹介する「コレ本ショッキング」。第1回目を担当したTOWER BOOKSの奇才(?)北村くんより繋がりました同僚のWA!という事で、本日はわたくし武藤が、今回のお題「スタート」に関する1冊についてお話させて頂きます!

 

私はこのタワレコ以前も含めて●十年の間、洋書に携わる仕事を続けています。今回のお題に思いを巡らせながら、浮かんだ事です・・・。

 

店頭でよく「何か洋書を読んでみたいのですが、おすすめありませんか。」「洋書はじめてなのですが、どれが読みやすいですか。」など、最初の1冊選びに関してのご質問を頂きます。私自身は海外で勉学や生活をした経験はありません。それでも絶対にいち早くそのままの言葉で読みたいもの(仕事も含めて)が色々あるので洋書を読みます。「ここにあるものは全部読んだ」みたいな顔して(?)店頭立っていますが、どうしても読破出来ない洋書も多々あります(本当はこっちの方が多い)。自分の「スタート」の1冊をおすすめする前に、まずそんなご質問へのお答えをいくつかパターン別に、読破のコツと共にここで公開しちゃいます!

 

 

洋書「スタート」のご提案
その①― 興味のある記事が掲載された雑誌

 

 

写真①_コレ本ショッキング

*写真左上から
『interview』 (米・月刊誌)
『GQ』(米・月刊誌)
『Vanity Fair』(米・月刊誌)
『Rolling Stone』(米・隔週刊誌)
『Q』 (英・月刊誌)

 

お好きなミュージシャンや映画スターはいらっしゃいますか。読破しようとするならまずは「興味を持って読み進められる」ものがいいです。雑誌はその筆頭。独占インタビューや最新情報はやっぱり魅力的です。記事を選んで読むことも出来るし、英語はもちろん最新の(内容によってはくだけた)スタイル。写真も楽しいです。

 

 

その②― 子どもの視点で描かれた小説

 

写真②_コレ本ショッキング

 

*写真左から
『The Curious Incident Of The Dog In The Night-Time』Mark Haddon
『Slam』Nick Hornby

 

主人公が子どもというだけでなく、語り手自体が子どもという設定になっているもので、完全に「子供向け」ともまた違い大人も楽しく読めるもの。描き方は工夫されていて子供の気持ちで読めるし、「子どもの語り」ですから、読み難くしている技法や上級な言い回しはあまり無いので読破しやすいです。

 

 

その③― 大好きなミュージシャンの自伝やエッセイ

 

写真③_コレ本ショッキング

*写真左から
『THIS is GONNA HURT』Nikki Sixx
『Unknown Pleasures: Inside Joy Division』Peter Hook
『Waging Heavy Peace』Neil Young
『Autobiography』Morrissey

 

その①の理由と同じです。やはり興味のあるものを選ぶのがイチバン!特に破天荒で滅茶苦茶なロックンロールなライフスタイルを貫くアーティストは自ら語るストーリーも面白い!ページを捲る手が止まらない本を「page-turners」といいますが、まさにそんな本が多いです。

 

 

 

長くなるので3つに絞りましたが、ほかにも気軽に読めるものは小説でも実はたくさんあります。①好きなもの ②辞書をなるべくひかない(途中で途切れるし、なんといってもめんどうだから持続しない!)③無理だと思ったら潔くあきらめて翻訳版の出版を待つ という方法で私は今でも洋書に挑んでいます。(*辞書は「ここはどうしてもわかっておきたい」という大事なポイントにだけ使います)諦めた本はいわゆる「積ん読」山へ行きますが、これも10年後、20年後に無駄にならなくなる事もあるんです!特に雑誌は後々貴重な資料として活躍することも!

 

 

写真④_コレ本ショッキング

 

写真は1992年の『Details』*私物です

 

 

さて、前置きの方が長くなりましたが、私が(授業以外で)はじめて読破した洋書、事実上の「スタート」となった1冊はこちらでした。

 

 

写真⑤

『Flowers For Algernon』Daniel Keyes

 

日本でも大ベストセラーになりました。『24人のビリー・ミリガン』の著者、ダニエル・キイスによる小説、『アルジャーノンに花束を』です。事あるごとにひっぱり出していたはずなのに、今回自宅の本棚やベッドの下をひっくり返して探しても、残念ながら私物が見つかりませんでしたので(だらしない!)、写真は現在店頭で販売している版です。映画にもなっているので内容をご存知の方も多いのではと思います。

 

 

読みはじめは「?」となってしまうかもしれませんが、数ページは音読してみて下さい。上にご紹介したパターンで言うと②に近いですが、厳密には違います。主人公と一緒になって、自分の英語が上達してくると読めるリズムがどんどん上がって感情移入しました。一緒に上ったあと、主人公は私を超え、大きな喜びの後に切ない結末を迎えた時には再び私だけが元の世界に取り残されたような感覚になったことを覚えています。あまりにも切ない物語に涙した●十年前でした。(なるべくネタバレしないように書いているのでわかりにくくてすみません!)

 

 

みなさまの洋書スタートの1冊、気になります♪

 

 

さて、そろそろ時間?次の担当を紹介しましょう。現在同じフロアのカフェ店長に弟子入り中(その模様は当サイトブログ、「ラテアート道(みち)」で連載中!)のマシューです!こちらも担当してくれるかな~!
では次回もお楽しみに!

 

 

 

ライター / 武藤理恵

【担当フロア】 2F TOWER BOOKS 『RELAX』
【担当ジャンル】 書籍/雑誌全般、洋書Fiction / Non-Fiction
【得意ジャンル】 Contemporary Literature、ヒッピー
【血液型】 A
【出身地】 埼玉県
基本肉食系。デパ地下スイーツも大好き。銀座と丸の内の主要デパ地下に入っているスイーツブランドは制覇目前ながら色々気になる年頃で最近は控え気味。