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第一回 AON企画~大人のニュー・ウェイヴを求めて~

上りエスカレターに乗って、5Fに到着。

右に入って、そのまままっすぐ進んで突き当り、そこが第一企画室。

(下りエスカレーターからはちょっと右奥)

 

 

きかくしつ①

  

 

<第一企画室>とは?

渋谷店5Fスタッフがその豊富な音楽知識と愛情をこめて

作り上げた常設の企画コーナー。

様々なテーマを掲げた企画が並んでおり、現在は9テーマ、

約90枚のCDが試聴できる5F名物コーナーです。

「好きな音楽をいろいろな方に紹介したい!」という各スタッフの

知識と情熱(と思いこみ)(笑)がたっぷり詰まった企画コーナーです。

ここでしか聴けないCDが沢山あります。

渋谷店にお立ち寄りの際には、是非足を運んでみてください!

きっと新しい音楽との出会いが待っているはずです!!

 

 

 

第1回目の今回、第一企画室からご紹介するのは

「AON企画」です!

さて”AON”とはいったい何?・・・

 

 

“AOR”という言葉がありますね。

AOR=アダルト・オリエンテッド・ロック。

70年代後半、アメリカで定着した音楽用語で、クロスオーバーなサウンドに

落ち着いたヴォーカル、大人の雰囲気をもつサウンドが特徴です。

 

 

BOZ SCAGGS『SILK  DEGREES』(’76)

DONALD FAGEN『THE NIGHTFLY』(’82)

などがその代表として思い浮かびます。

アルバムとしての完成度も非常に高く僕もお気に入りの作品です。

 

 

ところでAORは時代的には僕らよりも上の世代の音楽でして、

同時代的に体験したものではありません。

ふと思いました。

「僕ら世代の”AOR”ってないんだろうか?」・・・

 

 

そもそも”AOR”自体、元々そのようなジャンルがあったわけでなく、

同じような雰囲気やテイストを「感じさせる」音楽が、

ある時代から多くなってきた。

そのような状況をまとめるための言葉として”AOR”という言葉があてはめられたものです。

(これは「音響」や「エレクトロニカ」、ひいては90年代以降の”R&B”の呼称にも通じるかもしれません)

 

 

後続のAORアーティストを探すのではなく、僕らにとっての”AOR”的な音楽を探し出して、

何か言葉を使って定義すれば良いのではないだろうか?

安易な発想かもしれませんが、ここから

「僕ら世代の”AOR”探し」

の旅は始まりました。

 

 

僕と同僚のK先輩で何度も論議が重ねられました。

どんなタイトルが”AOR”的であるか?

何をして”AOR”的と定義できるか?

討論は深夜まで及びました(笑)

 

 

結論はやはり僕らの好きな音楽にありました。

それは”NEW WAVE”です。

70年代末、パンク・ムーヴメントの勃興とともに、名づけられた音楽ジャンルの呼称。

さまざまな音楽の再解釈、再構築により生み出された「新しい世代が創る新たな音楽の潮流」を

定義したこの言葉。

“NEW WAVE”は一般的には「尖がったサウンド」のイメージもありますが、

豊富なサウンド、雑多な要素が混在した幅広い音楽が入り混じったものの総称でもあります。

その中には落ち着いたサウンド、大人の雰囲気を持つものも多数あります。

ここに僕らが探し求めているものがありました。

 

 

 

 きかくしつ②

 

 

「AON -アダルト・オリエンテッド・NEW WAVE-」

 

新しく言葉を作って、音楽ジャンルをひとつ増やしました(笑)

無かったら作っちゃえばいいんですよね♪

 

 

 

 

 

まだ渋谷店5F限定の音楽ジャンル、”AON”ですが、

企画ではどのような作品を展開しているのか?

次回はそれをご紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

ライター / 水上渉

【担当フロア】 3F 「WONDER」←店内異動がありました。
【担当ジャンル】 ROCK/POP
【得意ジャンル】 再発もの 【血液型】 O型
【出身地】 東京
近所を散歩中に写真を撮るのが好きです。