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特集:渋DiG隊通信 (記事数 / 16)

渋DiG隊通信:CAN

 

 

 

渋DiG隊

 

 

 

 

<聴いたことない旧譜は新譜だ!>
<どんな名盤でも全人類に聴いて貰うまで売り続ける!> 

 

 

を合い言葉に、毎回各フロアで一組のアーティストだけをクローズアップして特集する期間限定企画、それが渋DiG隊!!
担当バイヤーの思い入れ(と思い込み)による独自の視点でセレクトした数タイトルを<渋DiG盤>として集約展開のうえ、期間内のみポイント8倍にてご提供!
さらに毎週金曜日だけの特別イベントとして、対象フロアのストアプレイは一日中特集アーティストの渋DiG盤が流れます!!

 

 

第3回は、CANを特集しました。(店頭展開は終了しています)

 

 

写真11 

 

 

60 年代末以降のドイツから登場した特殊なロック・バンドたち、いわゆる<クラウト・ロック>の一群は、「難解そう」と思われて聴かず嫌いされていることが多い気もするが、そんなカン違いをしている人たちにこそ声を大にしてカンをお勧めしたい!

誤解を恐れずにかつきわめて大雑把に言えば、<現代音楽やフリージャズ畑で難しいことをやってた大人たちが、音楽素人の歌い手=初代:マルコム・ムーニー、2代目:ダモ鈴木(日本人!)と組んだりして、ひたすらプリミティヴなロックを追求したバンド>、それがカンである。

彼らの遊びと実験がないまぜになった比類なきサウンドは、後のニューウェイヴからテクノ / ハウス、ポスト・ロックやエレクトロニカ、さらにはレディオヘッドや !!! 、坂本慎太郎らに至るまで多大な影響を与え続けている。

つまりはビートルズやストーンズと同じく現在のロックの礎を築いた偉大なバンドとも言えるわけで、そう思えば難しいことなんてちっともないのであります。

これを機にぜひカンの素晴らしく創造性豊かでオモシロい音世界にハマって下さい!(北爪)

 

 

 

第3回  CAN <5階 “DISCOVERY”ROCK/POP>

 

 

 

写真 

 

 

 

 

担当北爪がCANの作品の中からおすすめの4作品をピックアップ!

 

 

BUYER (1) 

 

 

60年代ロックの最も尖った切っ先がコレ。

 

 

MONSTER MOVIE

 

 

MONSTER MOVIE(’69) 

わずか2トラック録音で制作された記念すべきデビュー作。カン史上もっとも攻撃的な、ミヒャエル・カローリのメタリックで鋭角なギターとリズム隊による荒々しいビート、そしてそこに噛みつくようなマルコム・ムーニーの狂気を孕んだ絶唱が凄い。とりわけ大曲④“You Doo Right”の自由奔放なブッ飛び具合は、開いた口が塞がらないほどの衝撃!レディオヘッドや!!!などからカンにアプローチする人はスルー厳禁の傑作!!

 

 

カンの魅力がコンパクトに缶詰された、入門編的一枚。

 

 

EGE BAMYASI('72)

 

 

EGE BAMYASI(’72)

壮大な実験作『 Tago Mago 』の反動からか、コンパクトな楽曲が中心の4作目。キャリア中でもとりわけ耳馴染みの良い一枚なので、カンを聴くならコレからでもよし。注目すべきは音の立体感が以前よりも増したことで、どの曲にも空間的な拡がりを感じる。長尺ナンバー①に始まり、美しく幻想的な②やリズム感が際立った④なども聴きものだが、なぜかTVドラマのテーマ曲に使用されて大ヒットとなった⑦はやはり外せない。

 

 

 

強靭な革新性をいまなお秘めた、恐るべき傑作。

 

 

FUTURE DAYS('73)

 

 

FUTURE DAYS(’73)

21世紀のいま聴いても驚くほど鮮烈で示唆に満ちた、タイトルに偽りなしの未来的音楽。格段に構築力を強化したサウンドは、遠くに近くに音像を揺るがせてリスナーの脳内を緩やかに痺れさせていく。唯一の元音楽素人、ダモ鈴木の囁くようにダモダモした歌声が浮遊する① お得意のワンコ-ド・ブギに効果音が絡む③、めくるめく白昼夢のような大曲④…。緊張と快楽の狭間を擦り抜けて未踏の境地に達したような、空前絶後の名盤。

 

 

能天気に振り切ったユルユル楽園音楽の極み。

 

 

FLOW MOTION('76)

 

 

FLOW MOTION(’76)

カン流ディスコ(?)ともいうべきダンサブルなシングル・ヒット①で幕を開ける快作。全編がやたらとユルい空気に包まれた陽気でノンキな楽園音楽的な趣で、21世紀のいまの気分で聴くとジャストなサウンドだし、何より単純に気持ち良い。妙な多幸感に満ちたレゲエ・ワルツの②、牧歌的な③、全力で脱力しまくった極上のぬるま湯チューン⑦と、どれもレゲエを独自解釈していて面白い。その中でアフロなグルーヴが躍動的な④も光る。

 

 

 

 

次回の渋DiG隊をお楽しみに♪

 

 

CAN:TOWER RECORDS ONLINE

 

 

 

 

 

 

ライター / 北爪 哲之

担当フロア 5F「DISCOVERY」
担当ジャンル  洋楽ROCK/POPS
得意ジャンル  DOO-WOP
血液型 O型
出身地 群馬県前橋市
好きな食べ物は貝、好きな町は墨田区京島、好きな画家は高島野十郎です。ビーチ・ボーイズではマイク・ラブ、はっぴいえんどでは松本隆、放課後ティータイムではムギちゃん派。

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