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特集:渋DiG隊通信 (記事数 / 16)

渋DiG隊通信:HERB ALPERT

 

 

渋DiG隊

 

 

<聴いたことない旧譜は新譜だ!>

<どんな名盤でも全人類に聴いて貰うまで売り続ける!> 

 

を合い言葉に、毎回各フロアで一組のアーティストだけをクローズアップして特集する期間限定企画、それが渋DiG隊!!
担当バイヤーの思い入れ(と思い込み)による独自の視点でセレクトした数タイトルを<渋DiG盤>として集約展開のうえ、期間内のみポイント8倍にてご提供!
さらに毎週金曜日だけの特別イベントとして、対象フロアのストアプレイは一日中特集アーティストの渋DiG盤が流れます!!

 

 

第3回は、HERB ALPERTを特集しました。(店頭展開は終了しています)

 

 

 

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洗練されたマリアッチ・サウンドを奏でる、国境の南からやってきた伊達男。そんな漠然としたイメージで語られることの多いトランペッター、ハーブ・アルパート。皆、薄々感づいているとは思いますが、やはりそれだけではない凄い男なんです。50年代には、後にキャロル・キングの歴史的名盤『つづれおり』をプロデュースすることになるルー・アドラーと組んで、サム・クックの名曲“ワンダフル・ワールド”(歌詞:歴史や科学の授業はよくわからないけれど、君を好きだってことはわかってるさ。もし君が僕のことを好きだったら、なんて素敵な世界なんだろうね。←初めて聴いた中学生の頃からラヴ・ソングのあるべき姿だと思って、僕は生きています。)を作曲し、60年代には、ジェリー・モスと一緒にかのA&Mレコードを立ち上げ(AとMは2人の頭文字)、セルジオ・メンデスやカーペンターズをスターダムにのしあげたり。この絶対的に多忙だったはずの60年代から80年代にかけて、自らの音楽活動も決して停滞していないところが、やはり凄い。デキる男はやはり、ちがう。現在に至るまで、彼が発表したどの作品についてもいえるのが、まず、センスがいいこと。そして押し付けがましくないこと。そしてなにより、どうしようもなく耳に残ること。ティファナ・ブラスを率いた60年代では、大ヒット・シングル“テイスト・オブ・ハニー”と我らがオールナイト・ニッポンのテーマ曲“ビタースイート・サンバ”収録の『Whipped Cream~』、ソフト・ロック的多幸感溢れる『Ninth』、そして70年代末からのフュージョン期では全米No.1ヒットのタイトル・ナンバー収録の『Rise』と、サントリーのロバート・ブラウンのウイスキーCM曲収録の『Fandango』を渋DiG隊としてオススメ。(担当:塩谷)

 

 

第2回  HERB ALPERT<6階 “TREASURE”JAZZ>

 

 

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担当塩谷がHERB ALPERTの作品の中からおすすめの5作品をピックアップ!

 

 

 

 

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深夜1時、オールナイト・ニッポン!

 

1

 

HERB ALPERT & THE TIJUANA BRASS『WHIPPED CREAM & OTHER DELIGHTS(’65)』

ティファナ・ブラスを率いた60年代の全盛期最大のヒット・アルバムが本作(ジャケ最高!)。ビートルズのデビュー・アルバムでもお馴染みのブロードウェイ・ミュージカル・ナンバーをマリアッチ風味に仕上げた①は見事大ヒットをマーク。これぞハーブ・アルパート流儀。凡百のセンスではないのです。緩急自在加減がなんともニクい。メランコリックでグルーヴィーな②③もナイス。そしてなんといってもこの曲だけは外せない、オールナイト・ニッポンのテーマ曲④!16才の、あの日の深夜1時、ラジオを聴きながら、なにしてました?

 

 

 

 

ソフト・ロック的多幸感溢れる奇跡盤

 

2

 

HERB ALPERT & THE TIJUANA BRASS『HERB ALPERT’S NINTH(’67)』

『WHIPPED CREAM~』(’65)の大ヒットで順風満帆なティファナ・ブラス、絶好調期の作品。同時代のロック勢の影響も受けつつの、絶妙にソフト・ロック的な仕上がりの奇跡盤!ロジャー・ニコルズ、ビートルズのカヴァー⑥⑧がもちろん白眉なんですが、それだけではないんです。まず①、そして⑤⑦⑩!まるでピチカート・ファイヴ×映画音楽!どこかで小西さんがハーブ・アルパートを“鼻歌の天才”といっていたような。なんか嬉しいです。当時の邦題は『レッツ・ゴー・カルメン』だそうで、ラストの大作⑪は聴き逃し厳禁。

 

 

 

フュージョン時代の特大ヒット作

 

3

 

HERB ALPERT『RISE(’79)』

 

ティファナ・ブラスでのマリアッチ・サウンドで一世を風靡したハーブ・アルパート、ディスコ・フュージョン期の特大ヒット作が本作。なんといっても②。全米シングル・チャート第1位です(マイケル・ジャクソンの“今夜はドント・ストップ”を抜いて)!のちにサンプリング・ネタの定番に。④⑤も人気曲。そして個人的には、刑事ドラマの追跡テーマみたいな③に、もう抗えません…ホントかっこいい(スキャット!ハンドクラップ!ギター・ソロ!)。⑧はクルセイダーズの代表曲カヴァー。①はモスクワ五輪のいわくつき、おぼえていますか、あの頃…。

 

 

 

裏名盤は、胸元のボタン2つ外して聴いてみる

 

4

 

HERB ALPERT『FANDANGO(’82)』

 

特大ヒット・アルバム『RISE』路線に自身のバックグラウンドであるマリアッチ風味を塗した快作にして大ヒット作!日本では本人が出演したサントリーのロバート・ブラウンのウィスキーCM使用曲⑥がお馴染み。TV画面の中の、プール・サイドで白いシャツ&美女、憧れますよね。なんたって紛うことなき“本物”ですから。さらに、①②など名曲が揃っているのが、本作品のレベルの高さ。国境の南系ミュージシャンがバックを固める中、ミシェル・コロンビエのシンセがアクセント。通好みのアルパート・サウンド。

 

 

 

あの美女クリームだらけ名盤の嬉リミックス盤!

 

5

 

HERB ALPERT & THE TIJUANA BRASS『WHIPPED CREAM & OTHER DELIGHTS RE-WHIPPED(’06)』

 

ティファナ・ブラス、60年代の最大ヒット・アルバムをまるごとリミックス!(クリームが少なくなってる!)。もはやすべてが名曲名演レベルといえるナンバーの数々が、当代随一のミュージシャン、クリエイター達によって新しく生まれかわってます。企画モノと思って侮るなかれ、もともと無意識ラウンジーな魅力満載のアルパート・サウンド、あらゆる方向から意外性が飛んできます。ミクスチャー具合も本家同様にセンスよろしくて、100点満点です。

 

 

 

 

 

 

次回の渋DiG隊をお楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライター / 塩谷 邦夫

【担当フロア】 6F 「TREASURE」
【担当ジャンル】JAZZ
【得意ジャンル】80年代までの洋邦楽
【血液型】B型
【出身地】秋田県能代市
ストーンズの『AFTERMATH』(新品再発盤LP)を購入するのに3週間かかるスノウ・カントリーのハーバー・タウンで18才まで暮らした後、TOKYOに。日々是アーベイン、なんでしょうか…。

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