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【タワ渋スタッフ石山透明のイベントレポート】 (記事数 / 22)

8/3 felicity LIVE vol.0 Analogfish×羊文学 同時リリース記念インストアライブ@CUTUP STUDIO

 

 

 

 

8/3 felicity LIVE vol.0 Analogfish×羊文学

同時リリース記念インストアライブ@CUTUP STUDIO

 

 

 

 

 

 

2018年7月25日に音楽レーベルfelicityより、同時リリースとなったAnalogfishと羊文学の対バンが、なんと当店地下のCUTUP STUDIOにて実現!その様子をたっぷりお届けいたします!

 

まず先攻は、待望の1st.アルバム『若者たち』をリリースした羊文学!

一点の照明に照らされ、三人が向かい合ってチューニングする姿は、バンドの呼吸を静かに整えているよう。チューニングが終わり、涼しげな青色の服に身を包んだVo&Gt.塩塚モエカが「どうもこんばんは、羊文学です」と告げると、この日の一曲目『ドラマ』からライブがスタート。実際にドラマの主題歌にもなったこの曲、「青春時代が終われば私たち生きる価値などないわ」と歌い上げる、切なくともどこか清々しさを感じる名曲です。触れれば簡単に壊れてしまうような大人になる少し前の難しい気持ちを、するりと紐解いて優しく歌い上げるのが羊文学の魅力。

続く『天国』では最近どう?調子はどう?という何気ない質問を緩急をつけたメロディーに乗せることで見事に絶妙な、特有の焦燥感を演出。三人揃って歌うのがまた曲に心地よさが加味されます。

曲終わりと同時にDr.フクダヒロアがシンバルカウントを開始、羊文学らしいサマーソング『夏のよう』を披露しました!身体の内側に気持ちいい風が吹くような感覚になります。最後「ジャン」と鳴らして曲が終わるのですが、メンバーが笑顔だったのが印象的でした。

途中のMCで、学生時代にここ渋谷店で他のアーティストのインストアライブを観覧していたという塩塚。「私たちも遂にここで、、」と、少し感慨深そうにされていました。

少し静かで、集まったお客さん含めどこか暖かな空気感に包まれると、突然空気を切り裂くようなハウリングが。始まったのは今回リリースしたアルバムの核である『若者たち』。これぞ羊文学、と言いたくなるような詩世界観とゆったりと、でもどこかヒリヒリとするようなサウンドが上手く絡み合った名作です。塩塚の歌声とBa.ゆりかのコーラスがとても聴きやすく、透き通るというよりも少しずつ空気に滲み溶けていくような。そのまま会場の空気感を埋めていく様子がなんとも不思議な心地よさがありました。

最後に『天気予報』を披露しライブが終了(こちらも名曲、先日MVが公開されたのでまだの方是非チェックを!)、「ありがとうございました」と小さく微笑みながら挨拶をして、余韻と拍手を残し続くAnalogfishへとバトンタッチするのでした。

 

ということで、後半はAnalogfishの登場です!この夏彼らから届けられた10枚目のアルバム『Still Life』。その収録曲『Time』からライブがスタート!Vo&Ba.佐々木健太郎の伸びやかでクリーンな声が響き渡り、決してスローテンポではないのにどこか落ち着きのあるサウンドに序盤から酔いしれてしまいます。2曲目はアルバムのタイトル曲でもある『Still Life』。今度はVo&Gt.下岡晃がメインボーカルを務め、落ち着きのある歌声が綺麗にサウンドと溶け込んでいく、この空気感がただただ最高です。

その後もメインボーカルを交代しながら、最新作を中心に『Ring』、『With You(Get It On)』と連続投下。Dr.斉藤州一郎も交えた全員でのハモりだったり、下岡の淡々としたラップ調だったり、その表現方法の手口は多彩にもかかわらず、一貫してこのクール感。異常気象とさえ言われいてる今年の夏の暑さに本当にありがたい、やすらぎと涼しさを感じれます。

インストアライブは、なんとデビュー以来15年ぶりだと語る彼ら。「歳はとったけどフレッシュな気持ちで書いた夏の歌です」と下岡が話し、始まったのは今作のリード曲『Sophisticated Love』。この曲の全体的に不純物のない、軽いサウンドなのに感じる重厚感(矛盾した表現になってしまうが本当にそんな感じ)、彼らにしかできない夏の一ページの切り取り方、たまらなく好きです、はい。観れてよかったぁ、、(しみじみ)。

過去作品からは、「最後にロックンロールな曲やります」と話して『戦争がおきた』を惜しみなく披露。メッセージ性の強さもAnalogfishの良さの一つ、この風刺的な歌詞がカッコよく、ハッとさせられます。

アンコールでメンバーが戻ってきたかと思うと、なんと「下岡が元々やる予定だった曲、一曲飛ばしました」と佐々木が暴露。「なかなかない機会だよね、貴重なライブだ」と斉藤も話し、少し下岡が恥ずかしそうにしていました。なんともほっこりした一場面でしたが、決して焦りや緊張感はなく、それすらもライブを楽しむ余裕というか、これまでAnalogfishというバンドが体現してきた音楽性がこういうところに紐付いてるのかな、会場にいるお客さんも安心して付いていってる感じが伝わる、個人的に印象に残った場面でもありました。

そんな飛ばしてしまった曲『Dig Me?』を披露、泥臭さもスタイリッシュさも飲み込んだ、心地いライブを演奏して、この日のイベントが終了しました。

 

改めて、すごい対バンでした!間違いなく特別な一夜であり、まさにこの夏もってこいの、いつまでも余韻に浸っていたいちょうどいい非現実的空間を演出した二組に改めて感謝を。

羊文学の皆さん、Analogfishの皆さん、今回のイベントに携わっていただいたfelicityの関係者様、素敵な夏の一夜をありがとうございました!

この夏マストの二作品、是非チェックしてください!!

(文 石山透明)

 

 

 

 

 

 

 

 

セットリスト

 

羊文学

1.ドラマ

2.天国

3.夏のよう

4.若者たち

5.天気予報

 

 

 

Analogfish

1.Time

2.Still Life

3.Ring

4.With You(Get It On)

5.Sophisticated Love

6.戦争がおきた

encore.Dig Me?

 

 

 

 

 

ライター / 石山透明

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